理事長ご挨拶 |
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成年後見制度が作られたのは、
2000年のことでした。
それから15年近くになろうとしていますが、
まだまだ制度の普及・理解は十分とは言えません。しかし、超高齢社会への動きは、どんどん進んでいます。
認知症のこと、独居の高齢者のこと、これを支える地域のこと、知っておくべき問題は山積みです。高齢化がさらに進んでいけば、その担い手となる後見人の不足も懸念されています。私たちは、成年後見制度の理解を深めてもらう機会をご提供し、どうすればうまく制度を使っていけるのかをみなさんと学んでいける場を提供したいと思っています。ほかにも、ご利用者の財産を守りつつ、意思を尊重して有効に活用できるための制度・サービスの検討も考えたいと思っています。当団体では、同じような問題意識を持った専門家が数多く集まっており、皆さまのお役に立てるよう精進して参ります。
2014年11月 特定非営利活動法人ライフアンドガーディアンズ 理事長 山 口 崇 |
超高齢化社会だからお役に立ちたい!
成年後見制度とは
判断能力の低下の程度に応じて、第三者が本人に代わって意思決定を行ったり
書面を作成したりする制度です。大きく分けて、成年後見、保佐、補助の3種類があります。
わたしたちが目指すこと
成年後見制度の利用を促進するために、成年後見人の育成や指導、相談事業を行い、
それらを通じて高齢者、障がい者等の権利、福祉の増進および人権擁護に寄与していきます。
わたしたちの活動内容
■成年後見人育成のための講演および相談事業
■自治体や地域団体との共同事業
■成年後見制度に関する問題研究
■超高齢社会に対応した新しいサービスの開発
よくあるご質問と回答
Q.認知症の進んでいる高齢者が施設入所されることになったのですが身近に身寄りもおられません。
ご本人がよく分からないまま施設と入所の契約等を交わすことに、問題はありませんか?
A.成年後見制度は、このような場合にご利用して頂く制度です。ご本人のためにも
また施設の側としても、双方の安心のため積極的にご利用下さい
Q.母のために成年後見人に就任したいのですが、手続がよくわかりません。
どこで相談すればいいですか?
A.自治体や社協で相談窓口を設置しています。家庭裁判所や弁護士会等の専門窓口もあります。
当団体でも法律と介護福祉の連携した相談サービスを提供する予定です。
Q今は判断能力にも問題はないですが、将来も同じように生活できるか不安です。
自分が元気なあいだに将来に備えた希望を残しておくことはできませんか?
A.「任意成年後見人」の制度が利用できます。当団体では、ご本人の意思を尊重するためにも
ご利用をお勧めしています。また、いざというときにご家族等に連絡するサービスも検討しています。